2017/02/12

青色申告のおはなし

 こんにちは。高木龍平@デジんちゅです。昨日話題に挙げた確定申告。損失申告書類も本日無事完成し、あとは2月16日に税務署に提出しにいくだけです。はーすっきり。

せっかくなので本日も確定申告についての話題をもう少し。

事業主が行う確定申告には白色と青色の二種類があって、違いは提出する書類の計算の細かさです。
白色・・・おおざっぱ
青色・・・詳細
です。

で、詳細な決算書類を提出する青色申告には、がんばったご褒美としてお得なオマケがたくさんついてきます。僕もオマケを目当てに青色申告でやってます。数あるオマケの中でもデジんちゅ的に大きいのが
・赤字額の3年繰越
です。

これは過去3年間に赤字があった場合、当年の所得をその穴埋めにつかうことができるというもの。つまり課税対象の所得額を減らすことで節税になる制度です。昨日も触れた通り昨年度のデジんちゅは大赤字なのですが、その赤字を本年度以降の節税に活かすことができるわけです。これはうれしい。

青色申告には他にも「65万円の特別控除」というオマケもあります。所得が順調に発生した場合も、これのおかげで節税できます。

それ以外にもこまかなオマケがいくつかありいいことずくめな感じの青色申告ですが、もちろんデメリットもあります。

よく挙げられるのが細かく計算するのに手間がかかるというもの。ですが、これはすでに過去のものになったなーという印象です。というのも昨日も紹介したとおり、普段から確定申告用の計算を自動でやってくれるツール(僕の場合はMFクラウド確定申告)を使っていれば提出用の書類はクリック一発で作成できますし、普段の計算もクレジットカード履歴、銀行口座履歴などから自動登録なのでほとんど手間はかかりません。なので、手間をかけずに青色申告の恩恵にだけ預かっているというのが実際のとこです。

もちろんツールを使うのにはいくばくかのお金(僕の場合は¥9,600/年)がかかりますが、節約できる手間と税金からすれば納得の金額です。ツールを使うにあたってハードルになるとすれば多少の簿記の知識が必要という点ですが、それでも初歩のレベルで十分ですし、事業をやる以上おさえておいてまったく損はない知識なので、十分乗り越える価値のあるハードルだと思います。

ちなみに青色申告をするには事業開始から2ヶ月以内か、当年度の3月15日までに税務署に届出が必要なのでお忘れなく。

確定申告に限らず削減できる手間は徹底して省いて、教材作成等のサービス品質に直結する部分にできるだけ多くの時間を割いていきたいと思います。

ではまた明日!